「習慣性流産(不育症)」
「習慣性流産(不育症)」は、妊娠に至ってもお腹の中で赤ちゃんが育たずに流産や死産を繰り返して
しまう症状です。
一般的には妊娠された方の流産率は5〜20%と言われています。
流産される方は実は意外と多いのに、この症状に関して原因についてまだ完全に解明されていません。
ただ医療の発達とともにそのメカニズムや治療法も日々進化しています。
おなかが張る、出血、腹痛等のサインがあるときがあります。
何かおかしいというサインがあったときには、安静にして仕事を休む等して下さい。
かかりつけ医に連絡して診察を受け、お薬を処方してもらい飲むことで改善される場合もあります。
また、おり物が多い(水様、黄色、出血を含む)場合は早めに病院で診てもらいましょう。
精神的にも、肉体的にもムリは禁物です。
自覚症状
◆ おり物(出血、黄色、水様)
いつもより多い。いつもと違うおり物がある。お腹のはりや腹痛を伴う。
◆ お腹の張り感、腹痛
◆ 胎動
胎動が少なくなった、一日中感じない日がある。
逆に赤ちゃんがお腹の中で大あばれをしている様な気がする等。
不育症・習慣性流産のメカニズムは解明されていない事が多く、原因を断定するには至っていません。
そのため治療法も確立されていないのが現状です。
しかし、幾つかの要因は、下記のようにわかってきています。
◆身体的疲労
身体的疲労が流産の原因になることがあります。
疲れを感じたらすぐに休み、できるだけ横になりましょう。
仕事での出張・旅行等、日常生活と違う時間を過ごす、また、引っ越し等も注意が必要です。
◆子宮筋腫
小さくても子宮内にできた筋腫は流産の原因になる場合があります。
子宮外にできたときもその大きさによっては原因になる場合があるので注意が必要です。
◆子宮内膜症
子宮全体の筋肉が厚くなる子宮内膜症は流産の原因になる場合があります。
◆精神的疲労・ストレス
精神的なストレスも身体的なストレスと同じ位流産の原因になります。
産婦人科医は、最近仕事上のストレスが原因で流産の症状が出てきた方が多くなってきた、
という印象をもっているようです。
例えば嫁、姑の問題で悩んでおられる方は悩みのない方に比べ、数倍流産率が高いという
データーがあります。
ストレスが多いと免疫学的に赤ちゃんを外に出してしまおうとする働き(医学的にナチュラル
キラー細胞―NK細胞といいます)が強くなるという説もあります。
◆ホルモン異常
・黄体ホルモン…卵巣から出る黄体ホルモンというホルモンが足りないと流産しやすくなる
という研究があります。
・プラクチンホルモン…血液中のプロラクチンホルモン(催乳ホルモンともいい、主に出産後
母乳を出す時に働くホルモン)の値が高くなると流産しやすくなるというものです。
・甲状腺ホルモン…20~30代は甲状腺の病気が多く出てくる年代でもあります。
この甲状腺ホルモンが高過ぎたり、低過ぎたりすると流産と関係するという研究もあります。
〜徐々に解明される習慣性流産の原因〜
藤田保健衛生大の倉橋浩樹教授は正常な妊婦と原因不明の習慣流産の患者で、
この遺伝子の塩基配列を比較し、患者に特徴的な型があることを発見。
「アネキシンA5遺伝子」が産出するタンパク質が少ないため胎盤の血液が凝固し、
胎児の発育が阻害されているとみられています。
2015年1/29、京都大学の水岸貴代美研究員らと足立病院(京都市)は、流産や死産を
繰り返す習慣性流産(不育症)の原因の一端を解明。
習慣性流産は染色体異常などで起きるケースもありますが、患者の半数以上は原因不明。
免疫に関わるタンパク質は母親の胎内で白血球の一種「好中球」の攻撃から胎児を守る働きを
持ち、このタンパク質が無くなると、胎児が攻撃を受けてほぼ確実に流産が起きてることを
解明。
マウス実験を行い、好中球の働きを防ぐ抗体などを投与したところ、流産の確率が6割にまで
低下しました。
中医学で考える習慣性流産
習慣性流産の病因を中医学では、消化吸収を司どる「脾」と生殖排泄機能を司る「腎」の衰えたためと
考えて「脾腎両虚(ヒジンリョウキョ)」といいます。実際に、店頭でのご相談でも下痢しやすいなど
胃腸の弱い=脾の衰えた方が多く気受けられ、双料参茸丸(ソウリョウサンジョウガン)のような適切
な漢方のおくすりでお手当することで無事出産される方も多く見受けられます。
また、最近多いのがPCOS(多脳胞性卵巣症候群)による流産が見受けられます。がPCOS(多脳
胞性卵巣症候群)の場合には、適切な漢方のお薬と生活養生が大切です。詳しくはPCOS(多嚢胞性
卵巣症候群)の項を参照ください。
生活全体に注意が必要なので、ひとりで対処するというよりは、家族の助けを借りる・
協力してもらう体制を整えておきましょう。
◆お医者さまに安静をすすめられたら
・仕事を休む、もしくは仕事の量を減らす
・夫、母親、姉妹等の協力を得る
・できるだけ横になる
・できる範囲で安静にする
・変化があった時には、病院で診てもらう
・お薬を飲む
◆「冷え」の改善を考えると、基本的には良質なたんぱく質の摂取が大切です。
植物性のたんぱく源として穀物の玄米、小麦全粒粉、粟(アワ)稗(ヒエ)黍(キビ)などの雑穀を主食に、動物性のたんぱく源として
鶏ガラ・昆布出汁などをスープ汁物とすると良いでしょう。
一般的に玄米や雑穀などの種子には、タンパク質もミネラル、ビタ
ミンなどの栄養素が集まりますが、農薬や化学肥料などもあつまり
やすくなります。
極力、低農薬の玄米雑穀を選ばれることをオススメします。
◆ 胃腸を守るために必要な食材。
カボチャ、玄米、ニンニク、山芋
など黄色い食材。
◆ 腎を守るために必要な食材
黒豆、黒ゴマ、黒米、山芋、クルミ、昆布など黒い食材や根菜など。
◆ ストレス対策
習慣性流産にはストレスが大きく影響してきます。自分の好きな趣味をする時間を作ったり、
ハーブティーなどでリラックスできるとよいでしょう。
ハーブティなら、ミント、シャスミンなど香の強いハーブはストレスを軽減してくれます。
また野菜でも、パセリ、セロリなど香の強い野菜も同様です。
赤ちゃんを授かる為には、西洋学的治療、漢方治療、気功や針治療など様々なアプローチ方法があります。
でも一番大切なことは母体があっての子宮・卵巣だということです。
◆日常生活でちょっと気をつけること
・冷えの強い人は、冷えを治すことで温かい子宮卵巣を作る
・胃腸が弱く体重の少ない人は、胃腸を強化
・肥満気味の人は、体重を減らし余計な脂肪・水分を取り除く
なにより、十分な睡眠と栄養バランスのとれた食事が、意外と妊娠への近道
医療機関や漢方のお薬でお手当て中の方も、それだけではなく生活を見直すことが
妊娠にも身体全体にもとても大切。
日常生活でちょっと気をつければ妊娠しやすい母体に近づくことが可能です。
近くに、オーガニック野菜やハーブなどのお店がみつからない方は
http://www.karadani-ni-iimono.comなどご利用ください。
中医学から考える習慣性流産
習慣性流産の病因を中医学では、消化吸収を司どる「脾」と生殖排泄機能を司る「腎」の衰えたためと
考えて「脾腎両虚(ヒジンリョウキョ)」といいます。実際に、店頭でのご相談でも下痢しやすいなど
胃腸の弱い=脾の衰えた方が多く気受けられ、双料参茸丸(ソウリョウサンジョウガン)のような適切
な漢方のおくすりでお手当することで無事出産される方も多く見受けられます。
また、最近多いのがPCOS(多脳胞性卵巣症候群)による流産が見受けられます。がPCOS(多脳
胞性卵巣症候群)の場合には、適切な漢方のお薬と生活養生が大切です。詳しくはpcos(多嚢胞性
卵巣症候群)の項を参照ください。
「脾腎」を温める健脾温腎助陽作用を持つ
・鹿茸(ロクジョウ…鹿の柔らかい角)
・紫河車(シカシャ…プラセンタ・胎盤)
鹿茸(ロクジョウ)
紫河車(シカシャ)
補助的処方の植物性生薬
・淫羊角(インヨウカク…いかり草)
・巴戟天(ハゲキテン)
・当帰(トウキ)
・人参(ニンジン)
淫羊角
当帰(トウキ)
◆ 双料参茸丸(ソウリョウサンジョウガン)
「イスクラ双料参茸丸」にはロクジョウやニンジンなど動物・植物計
14種類の生薬が配合されており、これらの原料を粉末にし丸剤とし、
プラスチック製の容器に入れ蝋封したものです。虚弱体質、肉体疲労、
病後の体力低下、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症の改善を目的
としております。
◆ 養麗潤プラセンタ(ようれいじゅんプラセンタ)
「中医薬膳漢方研究所」開発の養麗シリーズ・プラセンタはお砂糖を
つかわず、ハチミツだけで自然で優しい甘み。
キレイになりたい女性はもちろん、女性の悩みをお持ちの方にぜひ
飲んでいただきたい1本です。
14種類の美容サポート成分を配合しています。