更年期障害にも効果のある漢方薬「二至丹」(にしたん)
二至丹は旱蓮草(かんれんそう)と女貞子(じょていし)という生薬が配合された漢方薬です。
「二至丹」の二至とは、旱蓮草は夏至に、女貞子は冬至のころに採取すればよいと言うことで
名前がつけられました。
【旱蓮草(かんれんそう)】
中国ではオトギリソウ科のトモエソウ、キク科のハマグルマも旱蓮草
(かんれんそう)と呼ばれています。
成分はウェデロラクトン、タンニンで、肝腎の陰を補うことができるので
肝腎陰虚による頭のふらつき、目のかすみ、病的白髪にも用いられて
います。
清熱涼血、止血、吐血、喀血、血尿、血便などさまざまな出血にも
使われてきました。
【女貞子(じょていし)】
中国原産の常緑小高木で、日本では庭木や垣根によく利用されていて
初夏に白色の房状の花を咲かせ、果実は晩秋~冬頃に熟黒紫色に熟します。
「ニョテイシ」とも呼ばれ、晩秋に成熟した果実を水洗い、日干しにして
様々な処方に配合されます。トリテルペン、マニトール、脂肪酸など含有。
漢方では「肝腎要(かんじんかなめ)」の肝と腎を補う作用が強いので、
足腰の老化や白髪、視力低下などに人参や地黄などと倶に処方されて
用いられます。
女貞子を漬け込んだ果実酒は、滋養強壮の薬用酒になります。葉には
消炎鎮痛作用があり、葉を炙ってから皮膚のできものや火傷に貼り付け
たり、また浴剤にも用いられます。
□果実は強心、利尿、緩下、強壮、強精薬として用いられます。
とくに、内臓の諸器官を丈夫にし、肝臓、腎臓、腰膝を強くし、
精力も養い、若白髪、月経困難にも効き目があるとされています。
□樹皮は解熱と抗マラリア薬として、かぜの熱に効き目、葉には、抗菌作用が
あり樹皮と同様に解熱の目的で用いられています。茶材として用いると
胃潰瘍にも良いとされます。
□眼科では力が減退する、目がかすむなど、これは肝腎陰虚の症状があるとされ
中心性網膜炎や老人性白内障の初期に枸杞子(くこし)と六味地黄湯
(ろくみじおうとう)を配合しています。
◆肝腎陰虚による口苦、口渇
◆かすみ目、めまい、頭のふらつき
◆のぼせ
◆睡眠障害、多夢
◆倦怠感
◆不正出血
◆遺精夢精
◆皮膚カサカサ
◆白髪、早老傾向
などに応用できると考えられています。
◆ 二至丹 原材料 ◆
安心してご購入いただくため、原材料表示を掲載しております。
こちらの製品はネットでの販売をおこなっていません。
店頭にて、ご相談のうえお求めください。