5種類の薬草が配合された漢方のお茶「 五涼華 」(ごりょうか)
中国では昔から夏場や、体に熱がこもった時に「涼茶」を飲む習慣があります。
熱と湿気が多く海の近い広東省や香港などの華南エリアを中心に、体を冷やす「涼茶」はブームになって
いて、最近では上海などの華東エリアなどでも見られるようになっています。
老涼茶、王老吉涼茶、黄振龍涼茶などの人気のブランドがあり、
その売上はコカコーラよりも多いそうです。
「五涼華」は細粒タイプで1包ずつ分包されていますので、夏場に体の熱を冷ますお茶として
お手軽に飲んでいただけます。
【金銀花(きんぎんか=スイカズラ)】
和名・すいかずら、生薬名を忍冬(にんどう)/金銀花(きんぎん
か)といいます。
冬にも葉が落ちないことから、忍冬(ニンドウ)の名があり、管状
になった花を引き抜き、管の細いほうを口に含んで静かに吸うと、
良い香りがあって、花の蜜は甘い味がすることから「スイカズラ」
といわれています。
揮発油(リナロールやジャスモンなど)、タンニン、ルテオリンやイノシトール、苦味配糖体、フラボノイド
の成分を含み、鎮徑、利尿、抗炎症、抗菌作用があり、解熱、解毒、発熱、血痢、伝染性肝炎、化膿性疾患、
神経痛、リューマチなどの関節筋骨の疼痛に効果があります。
また、腫物や痔には濃煎液を服用。煎じ液でうがいをすると、口内炎、歯槽膿漏に有効とされています。
シマカンギクの花にはクリサンテミン、αツヨシ、dl-カンフルなどが含まれ、降圧作用、抗菌作用が認めら
れています。
中国医学では清熱解毒・降圧の効能があり、感冒、肺炎、胃腸炎、皮膚化膿症、高血圧などに用います。
乳腺炎や皮膚化膿症には金銀花・蒲公英などと配合。
近年は、高血圧の予防に野菊花茶が茶剤としてよく利用されています。
【蒲公英(ほこうえい=モウコタンポポ)】
日本でもなじみの深いタンポポも生薬です。
蒲公英(ほこうえい)・モウコタンポポまたはその他同族植物の根を
つけた全草。日本では根のみを乾燥したものを蒲公英根と称して流通
しています。
タラキサステロールなどステロール類、コリン、イヌリン、ペクチン
などを含有します。葉にはルテイン、プラストキノン、花にはアルニ
ジオールが含まれています。
殺菌効果があり、利胆、利尿作用、乳汁分泌促進作用も認められています。
また、解熱、消炎、健胃、利尿、催乳薬として、皮膚潰瘍、乳腺炎、消化不良、大便秘結、小便不利、感冒、
咽喉炎、乳汁不足にも用いられ、結膜炎には煎液で洗眼する方法もあります。
また乾燥した根を炒ったものはコーヒーの代用品にもなっています。
【紫花地丁(しかじちょう=ノジスミレ)】
スミレ科。日当たり良好な山野に自生する多年草。
ノジスミレの根にはフラボン配糖体やセロチン酸、粘液質が含まれていると
言われており、古くから開花時期の全草を採取、陰干しをして煎じ液にする
か、生の全草を塩で揉んだものを腫れ物の解毒などに用います。
【龍葵(りゅうき=イヌホオズキ)】
ナス科の一年草。葉は広卵形。夏に小さい白花を数個つけ、果実は球
形の液果で、黒豆大、熟すと黒色になります。
世界の温・熱帯に広く分布し、有毒なアルカロイドを含み、その薬理
効果を利用して、抗炎症作用や抗がん作用の目的で漢方治療に使用さ
れます。
ナス科の植物の中には有毒なアルカロイドが含まれるものがあります。ジャガイモもナス科ですが、ジャガイモ
の新芽に多く含まれるソラニンは有毒で腹痛や痙攣やめまいなど引き起こすことが知られています。
ソラニンと似たアルカロイドにソラマルジンがあり、このソラマルジンは抗がん生薬としてがんの漢方治療で
使用されることの多い竜葵(リュウキ)の活性成分として知られています。生薬のリュウキやその活性成分の
ソラマルジンの抗がん作用が注目されているようです。
また、リュウキに含まれる多糖成分の抗がん作用も報告されています。
夏場、体に熱がこもって以下の症状が見られた時
・口が渇く、
・喉が痛い咽喉痛
・口の中に口内炎ができた。
・口臭が気になる、
・便秘
・目の充目や目やにが多い
吹き出物・ニキビができる
ニキビ等の夏のお肌のトラブルの原因の多くは体にこもった「熱」
東洋医学では赤いニキビや発疹・赤みの強いじんましん等は、体にこもった熱が血液まで
侵入した状態「血熱」が原因だと考えています。
赤いニキビ跡が紫色に残る、というのは「赤=熱」で、跡は「瘀血が残る」 (*瘀血の意味下記に記載)
という事です。
【五涼華(ごりょうか)】は、ニキビの化膿に働きかけます。
にきびは特に顔に出ますので、どうしても気になって触ってしまい悪化させやすいものです。
できるだけ触らないようにしましょう。
また、ニキビには便秘は大敵です。
熱を体に取り込むチョコレートなどは、ニキビが良くなるまでは我慢しましょう。
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瘀血(おけつ)とは
流れが悪く滞りがちな血液を「瘀血(おけつ)」と呼んでいます。
(瘀とは停滞という意味で、文字通り血が滞ったり、血の流れが悪く、よどんだ状態を指します。 瘀血になった血液は正常な状態に比べて粘度が強くなっていて、流れが悪くなっています。)東洋医学の解説書などにはよく「ふる血」や「汚れた血」などと解説してあり、また、瘀が特殊な字で、
「悪血」と書かれることもあるため、いわゆる「どろどろの血液」を連想する人が多いですが、
そうではなく、血の流れが悪くなることによって血が新鮮さを失い、それによって起きる不定愁訴や疾病
を指しています。
俗に「血の道」と呼ばれる月経不順などが代表的なもので、冷えやのぼせ、こりや痛み、現代医学における
高血圧や低血圧、貧血、脳血管障害、虚血性心疾患、痔疾なども瘀血が原因になることが多いとされて
います。
〜瘀血の痛み 5つの特徴〜
① 針やナイフのような痛み
② 痛みの場所が固定されている
③ 夜間痛がある
④ 圧痛のため押されることを拒む
⑤ 長期間の痛み
◆ 五涼華 原材料表示 ◆
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