これら熱、温、涼、寒の四つの性質以外に、
『平(ヘイ)』冷ますことも温めることもない、ゴマ、玄米、たまごなどのように中庸の性質の食材を考えて「五気(ゴキ)」=食材の5つの性質と言います。
また、食材の味は五味(ゴミ)といって
酸(すっぱい)苦(にがい)甘(あまい)辛(からい)鹹(しおからい)
の5つ」の味にわけますが、それぞれの味は意味をもっていて酸(すっぱい)味は
収斂の性質があって、筋肉や毛穴を引き締め汗や尿漏れを防ぎます。
苦味は冷ます性質があって、身体の熱を冷ましたり乾燥させ炎症やほてりを鎮めます。
甘味は緩める作用があって、身体の疲れをとったり気を落ち着けてホッとします。
辛味は身体を温めたり、発汗させる性質があり血行も良くなります。
鹹(しおからい)味は、堅いものを柔らかくしてしこりなどを散らす性質があります。
◆かゆみが強い時に摂りたい食べ物
痒みは温まるとかゆみが強くなります。
四気では「涼性(リョウセイ)」または「寒性(カンセイ)」の食材を選ぶことを
薬膳の基本ではおすすめしています。
冬瓜、豆腐、レンコン
緑豆、スイカなど
五味では「苦(ニガイ)」
ゴーヤ
などの食材をえらんでおくことを薬膳の基本ではおすすめしています。