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私たちが今までご相談を受けた方の90%余りが、

それまでに、なんらかの不妊治療を受けた方なんです。

 

女性は生まれつき妊娠する能力を持っていて、

本来、ひとりの女性が持つ卵子の数は、今も昔も300万個と言われています。

毎月の排卵の数は 5〜10個程度。

自然の摂理で考えると、誰もが赤ちゃんを授かれるはず。

 

でも、現実に赤ちゃんができなくて悩んでいらっしゃるご夫婦は

日本全国で40万とも言われています。

その現状を統計的に見てみると、

平成22年の総出生児数の2.7%にあたる28,945人が体外受精の新生児、

平成23年度の特定不妊治療助成の対象件数112,642件にのぼります。
  *平成25年度厚生労働省「不妊治療をめぐる現状」より

 

妊娠できない理由には、いくつもの原因があります。 その原因をきちんと知って、対処していくことで、 不妊症は克服することができるんです。

 

 


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   不妊の原因を大きくわけると、

   女性不妊と男性不妊にわけることができます。

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WHO(世界保健機構)の不妊症原因調査では、
男性のみ24%、女性のみ41%、男女とも 24%、

原因不明11%と報告されています。

統計的に言うと、男性不妊48%、女性不妊 65%、

夫婦ともに原因があるのは24%と いうことになります。

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不妊治療の条件は、年齢で変わっていきます。

高齢出産が30から35歳に引き上げられて、

少し安心されている方もいらっしゃるかもしれませんが、

卵巣で作られる卵子の質や子宮などの状態は

年齢と共に変化していきます。

 

20代に比べると35歳を超えた受精率は

2分の1ほどになってしまいます。

年齢がすすむごとに受精・妊娠・出産率が低下していくので、

同じ不妊治療や検査も、その方の年齢に合わせた条件で

考えていかなければなりません。

 

できるだけ、早く相談・治療するのが、いいですね。

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不妊治療の開始から、妊娠までの期間は

平均で25ヶ月。約2年。

また、治療別で見ると、高度不妊治療によって妊娠した人の場合、「体外受精」で妊娠した人の平均治療費は134.2万円。

平均治療期間は29.2カ月。 「顕微授精」で妊娠した人の平均治療費は166.6万円、平均治療期間は32.3カ月でした。

 

治療費は、やはり治療期間が長くなればなるほど高くなります。

治療費の平均は140.6万円。

不妊治療をする時には、この期間と費用を考えて夫婦できちっと話し合った上で、のぞみましょう。