プロラクチンというのは脳下垂体から放出される刺激ホルモンで、乳腺を刺激して

　　母乳を分泌させるように働きます。

　　妊娠中、授乳中以外の時期にこのホルモンの分泌が血液中の濃度が異常に促進され

　　母乳が分泌、無排卵月経などを起こすようになったものを高プロラクチン血症といいます。　　

　　20～30代の女性に多く、頻度は0.4%と報告されています。

　　プロラクチンが多量に分泌されると卵巣での排卵が抑えられてしまい、その結果

　　生理が止まってしまう場合があります。

　　プロラクチンの分泌がさらに増量すると、生理が止まるだけでなく、

　　子供を出産したことがないのにお乳が出てくるということになります。

　　約70%に乳汁漏出（母乳が出てくること）と月経異常があります。

　　排卵障害や黄体機能不全により、不妊症の原因にもなります。

　　〜男性の「高プロラクチン血症」〜

　　男性の「高プロラクチン血症」では、乳汁の分泌や性欲低下が現れることがあります。 　
　　「プロラクチン産生下垂体腺腫」の場合、頭痛、視野障害などの腫瘍による圧迫症状を

　　認めることもあります。

　　〜脳下垂体に腫瘍がある場合〜

　　このケースでは自覚的症状として以下のような症状があります。

　　　①頭痛

　　　②吐き気やめまいといった症状

　　　③視野の狭窄が起こる場合が多い。

　　　　　具体的には両目の外側から視野が狭まって来るようになる。

　　＊このような自覚がある場合には、早めに脳神経外科を受診しましょう

　　　高プロラクチン血症が認められるのは
　　　流産後や人工妊娠中絶後、脳下垂体に腫瘍がある場合、

　　　胃潰瘍の治療による場合や精神科で治療を受けている場合があります。

　　　また、ストレスなどにより、自律神経が崩れることが原因としてあげられます。

　　　視床下部からのホルモンバランスが崩れることにより、下垂体からのホルモン分泌異常が

　　　起ります。
　　　薬物や腫瘍などの原因が見当たらない場合、機能性高プロラクチン血症の可能性が高いと

　　　考えられます。夜間にプロラクチンの値が高くなるという体質の人もいて、このタイプの

　　　方は、夜間の性交では妊娠しづらい傾向にあります。

　　　■　薬剤性の場合

 　　　　　薬が原因となって起こる症状のため、一時服薬を止めることもあります。

　　　　　また、症状を軽減できる代用となる薬を服用する場合もあります。

　　　■　腫瘍性の場合

　　　　　主な治療法は薬物療法ですが、腫瘍が大きい場合には手術をすることもあります。

　　　■　その他機能性の場合

　　　　　機能性高プロラクチン血症の場合は、ストレスが大きな原因となっている場合が少なくありません。

　　　　　ストレスの原因を取り除くことも大切です。ストレスの軽減により、症状も和らぎます。

         ◆　ストレス対策

　赤ちゃんを授かる為には、西洋学的治療、漢方治療、気功や針治療など様々なアプローチ方法があります。

　でも一番大切なことは母体があっての子宮・卵巣だということです。

　　　なにより、十分な睡眠と栄養バランスのとれた食事が、意外と妊娠への近道

　　　医療機関や漢方のお薬でお手当て中の方も、それだけではなく生活を見直すことが

　　　妊娠にも身体全体にもとても大切。

　　　日常生活でちょっと気をつければ妊娠しやすい母体に近づくことが可能です。

　　　近くに、オーガニック野菜やハーブなどのお店がみつからない方は

　　　http://www.karadani-ni-iimono.comなどご利用ください。

　　　◆　オススメの漢方や健康食品　◆